矯正歯科
矯正歯科とは
矯正歯科とは、一般的に歯並びの不正を矯正し治す治療のことをいいますが、 単に不正咬合をキレイな歯並びにする(審美性を高める)だけではなく、バランスよく、 しっかり噛めるように改善するために、矯正装置で歯を動かしたり、顎の骨の成長を コントロールして治療します。
矯正治療の種類
部分矯正治療(限局矯正)
1本〜数本の歯の移動を行います。
準備矯正治療(乳歯列期の矯正治療)
乳歯列期の矯正治療は、将来の永久歯を矯正する準備として早期に不正咬合の 原因を取り除き、顎骨の健全な成長発育を誘導することで、永久歯が正常に生え変わる 環境作りをします。
本格矯正治療(永久歯列の矯正治療)
機能的にバランスのとれた咬み合わせと審美的にも美しい歯ならびを完成させるための 矯正治療です。矯正治療は子供だけのものではありません。歯や歯周組織が健康であれば、 何歳からでも矯正治療は可能です。矯正治療に年齢制限はありません。
矯正治療の流れ
三田パーク歯科クリニックでは、患者様との綿密なカウンセリングを通じて、長期間の矯正治療スケジュールを作成します。
患者様のライフスタイルやご要望に、可能な限り合わせることで、日々の生活へのご負担が、なるべく少ない方法を一緒に見いだしていきます。
1.無料カウンセリング
歯並びに関する悩みや、矯正歯科治療に関する疑問点、ご希望などについてお話をうかがいます。その上で、お口の中を拝見し、現在の歯並びに関する問題点についてご説明いたします。その後、矯正歯科治療の流れや仕組み、治療方法、治療期間、治療費などについてもわかりやすくご説明しております。わからないことがあれば何でも遠慮なくお聞きください。
このカウンセリングの際に、矯正歯科治療を始めるかどうかを決定していただく必要はありません。ゆっくり考えて、後日返事をくださってもかまいません。また、当院ではご納得いただいて、治療を受けていただくために下記の内容全てに対して事前にご説明をさせていただいています。
○ 治療の目的
まずはじめに目的を十分理解しましょう。
- 今から行う矯正歯科治療は、どんな目的のためのものなのか
- どこまで治療することが目標なのか
○ 治療の範囲
- すべての永久歯を並べる治療を行うのか
- 全永久歯がそろっていない場合、将来その歯を並べ直す必要はあるのか
- 前歯だけの治療を行うのか
○ 抜歯
- 歯を抜く必要はあるのか
- どの歯を何本抜くのか
- 将来抜く可能性が出てくる歯はないか
○ 治療の費用
- 支払う治療費にはどこまでが含まれているのか
- 将来治療費の追加が必要にならないか
- 来院時、毎回費用はいるのか
○ 治療の期間
矯正の治療には、歯を動かす期間と動かした歯を安定させる期間(保定期間)とがあります。
- それぞれの期間や通院間隔はどのくらいか
○ 治療の装置
- 装置はどのようなものを入れるのか
- 自分で取り外しが可能か
- 一日中つけておく必要があるのか
2.検査
診断と治療計画を立案するために必要なレントゲン写真、顔面および口腔内の写真、歯型の採取、咬合の診査、虫歯および歯周組織の検査、問診などをおこない最良の治療計画を立案いたします。(顎の動きや骨格形態に問題がある場合は、顎運動の検査やCT撮影などが必要となる場合がございます。)
3.診断(検査結果と治療計画のご説明)
検査の結果を詳細に分析し、患者様にとって最善の治療計画をわかりやすくご説明いたします。安心して治療をお受けいただけるよう、ご納得いただけるまで丁寧にご説明いたします。
4.治療準備(歯みがきのトレーニングと矯正装置の装着)
それぞれの患者様の治療計画に沿った装置を 2?4回に分けて装着していきます。
また、矯正治療中にお口の中を清潔に保っていただくため、「歯みがきのトレーニング」を行います。
5.歯の移動(歯みがきのトレーニングと矯正装置の装着)
治療計画にそって歯を動かしていきます。治療期間は患者様によってそれぞれ異なりますが、通常約1〜2.5年くらいです。また、通院は約1ヶ月に1回程度で、毎回の診療時間は約30〜60分です。毎回、治療内容をご説明しながら慎重に治療を進めていきます。
6.矯正装置の除去
きれいな歯ならびになったところで、矯正装置を除去し、歯の表面をピカピカに磨きあげます。治療効果を確認するための資料をとり、治療前後の歯ならびやかみ合わせの変化を調べます。
7.保定
矯正装置の除去後、きれいになった歯ならびを安定させ、維持するために保定装置(リテーナー)を使用していただきます。その後、数ヶ月から一年ごとの定期検診が必要です。矯正治療の経験の有無に関わらず、歯並びや咬み合わせはエイジング(加齢変化)により一生涯変化し続けます。リテーナーを使用し、定期検診を続けることは、アンチエイジングにもつながります。