小児歯科
乳歯・永久歯の大切さ
「子どもの歯こそ完璧な治療」を必要とし、乳歯の段階でしっかりと予防・治療をしておかないと、永久歯の生え替わりに影響が出るといいます。乳歯は、食べ物を咬むことにより栄養をとるためだけではなく、アゴや顔面の発育も大切です。
三田パーク歯科では、虫歯の予防処置(フルーツ味のフッ素塗布、溝うめのシーラント等)、虫歯菌テスト、定期検査、歯磨きの指導に力を入れています。
また、小児歯科は0才〜18才までが専門領域です。子供の歯とアゴの正常な成長と発育を促し、将来予測される歯の問題を未然に防ぎながら、子供の成長にあわせて最善の治療を行います。
フッ素塗布について
子どもの虫歯の予防には、歯の質を強化するフッ素が有効です。
はえたての歯はフッ素の効果も高いといわれていますので、3ヶ月に一回定期的に歯科医院でフッ素を塗ります。
<フッ素のはたらき>
- 歯を丈夫にします。フッ素は化学的に歯のエナメル質と結合して
強い歯質をつくります。 - 歯をとかす酸の生成を抑制します。
- 虫歯になりかけて、溶けてしまった部分をもとに戻します。
(再石灰化作用といいます。)
※フッ素塗布をした後30分間は、うがいやお水を飲んだり、食べたりは我慢してください!
フッ素はまだ歯の質の弱い、はえはじめたばかりの歯や乳歯に効果があるといわれますが、子どもから大人・ご高齢の方まで家族みんなで使えるものなんですよ!
シーラントについて
奥歯の噛む面には溝があります。
実は、この溝は中の方で深く広がった形をしています。
特に子供の歯(乳歯)の溝の形はとても複雑です。
また特に心配なのは、最初の永久歯である6歳臼歯で、すごく深い溝があります。
この溝の中に食べかすやプラークがたまると歯ブラシが中まで届きにくく、とっても虫歯になりやすいのです。
この溝にできる虫歯を予防するために、歯を削らずに溝のお掃除をしてプラスチックの樹脂をつめるのがシーラントです。
子供の歯磨きのポイント
- 子どもの頭をヒザの上にのせる
膝枕をするときに、あぐらをかくようにすると安定します。 - 前歯が生え始めたら・・・
清潔なガーゼで拭いてあげましょう! - 歯ブラシはお箸を持つように
子ども用の歯ブラシは、子どもがかじったり、毛先が広がりやすいので、2本用意して、仕上げ用の歯ブラシで、お母さんが素早く磨いてあげましょう! - 3才までに・・・
自分でも磨けるように、習慣づけさせましょう!もちろん仕上げ磨きもしましょう! - 汚れがとれにくい、奥歯の溝・歯と歯の間・歯と歯茎の境目に・・・
シーラント(溝うめ)や糸ようじを使い、歯茎を傷つけないよう、汚れをしっかり取り除きましょう!